【妊活】兄弟を作ってあげたい!は危険?2人目3人目を産む理由にしてはいけないこと

「子どもに兄弟を作ってあげたい!」と妊娠を望む方もいるはず。私もそうでした。

でも、結果的にこれだけを理由に2人目、3人目…を出産すると危険でした。

その理由を紹介したいと思います。

私は、2人目を妊娠したい1番の理由が「上の子に兄弟を作ってあげたい」「上の子をお姉ちゃんにしてあげたい」でした。

兄弟がいれば、一緒に遊べるしもっと楽しい、将来親に何かあった時にも助け合える、と思っていたからです。

そのため、なかなか2人目を妊娠できなかった時期には、上の子に対し、兄弟を作ってあげられなくてごめんねと申し訳ない気持ちになるほどでした。

でも、上の子が成長した今だから分かる「兄弟を作ってあげたい!」って、妊娠・出産でそんなに重要じゃない気がしています。

上の子は本当に望んでいるのか

今思い返してみると、2人目3人目の妊活を始める時も妊活中も、長女が「兄弟が欲しい」と言ったことはないんですよね。

言ってしまえば、私が勝手に「兄弟がいた方が楽しいでしょ」と思い込み、これを1番の理由に妊活を始めただけです。

お世話が好きな面倒見の良いお子さんは、兄弟を望むこともあるかもしれませんが、長女はそういうタイプではなかった。

さらに結局次女が産まれたのが、長女が5歳の時と歳の差が空いたため、その期間一人っ子として成長したこともあり、7歳になった今も妹、弟がいることの楽しさよりも、親を独占できたタイミングでの嬉しさが圧倒的に勝っている様子です。

そんな長女に3人目の妊娠を伝えた時には、はっきりと「次女ちゃんはパパが抱っこ、産まれてくる赤ちゃんはママが抱っこ、私は誰が抱っこしてくれるの?」と拒否反応を示しました。

やっと一緒に遊べるようになってきた3歳の次女と、楽しく過ごしているタイミングももちろんありますが、今現在も「お姉ちゃんやめる」「誰も抱っこしてくれない!」が口癖で、妹や弟がいることへのポジティブな気持ちはあまりなさそうです。

そう考えると、長女に関しては、「兄弟がいた方が楽しいでしょ」と思っていた私の考えは、全く的外れだったことになります。

兄弟がいた方が楽しい場合もあるけれど、その子の性格によって違う…。が正しいのかもしれません。

兄弟がいることで親を独占できる時間は減る

こうならないように気をつけてはいるのですが…。長女1人だけの時と比べて、子どもが2人、3人に増えた今では、子ども一人一人と関わる時間は圧倒的に短くなってしまいました。

長女1人だけの時期には、求められる分だけ時間をかけて相手をしていました。塗り絵におままごと、外遊び、食事やお風呂も常に一対一で向き合うことができました。

しかし今は、常に3人を相手にしているので、一人一人にかけてあげられる時間は単純に1/3になりました。「ちょっと待って」を何度言っているか分かりません。

一緒に遊んであげられる時間もそうですが、身の回りの世話にも手が回らずに、お茶をあげるのにも、トイレでお尻を拭いてあげるのにも、「ちょっと待って」です…。

兄弟がいることでのメリットは、もちろん沢山あると思います。そして、必ずしも一対一で向き合う必要があるわけではないのかもしれません。

でも、兄弟がいない場合に比べて親を独占できる時間が減るのは事実だと思います。

将来的に助け合えるとは限らない

親がいなくなった時に助け合える。これも兄弟がいるメリットだとは思います。

でも、いくら家族、兄弟とは言っても相性がありますよね。どの兄弟も、みんながみんな仲が良いとは限らない。親がコントロールできることではないのかもしれません。

そして、親がいなくなるタイミングには、それぞれが家庭を持っている場合も多いはず。そうなると、兄弟がいなくても、自分の夫や妻、または子どもと助け合うことができると思います。

兄弟がいなくても、なんとかなる。逆に、兄弟がいるからこそ煩わしい場合もあるかもしれません。

将来助け合うために、絶対に兄弟がいた方がいい!とは限らないのかもしれません。

自分がどうしたいかが大事

「兄弟を作ってあげたい」が、2人目3人目の妊娠を望むたった一つの理由になってしまうと危険だと思います。

この気持ちだけで妊娠・出産をすると、思い描いていた兄弟像でない場合にとてもがっかりしてしまいます。

幼い時期も成長してからも、兄弟の仲が例え良くなくても、自分が産みたいから産む、一緒に過ごしたいから産む、という考えを持つことが、その先に待っている育児でがっかりしないコツだと思います。